日本の英語教育-なぜ実践的な英語力が身に付かないのか2

こちらの続編です。

日本の学校でおなじみの「以下の文章を和訳しなさい」と「以下の文章を英訳しなさい」。試験の問題は作りやすくて採点も楽かもしれないけど、実践的な英語を身に付けるためにはまったく不要で有害な訓練であり、設問だと思う。

英文があって、それを和訳できたらその英語が分かったって判断するの?その英文をそのまま理解できたら和訳する必要ないし、この方がはるかに実践的じゃん。英語を英語として理解させる訓練せずに和訳させる訓練するのはナンセンスでしょう。それとも英語の時間に日本語の訓練するの?

和訳の場合、なぜか直訳の方がもらえる点数が高かったりする。たとえば、”What are you doing?”は、「あなたは何をやっているのですか?」が正解とされている。普通日本語で「あなたは何をやっているのですか?」なんて聞き方するか?前後の文章によっては「なにやってんの?」や「おめぇ、なにやってんだ!」の方が日本語として自然。でも点数下がるか、もらえなかったりする。すごく不思議だったけど、これも前述の文法教育の弊害だと思う。

学校でいくら和訳の練習しても、訳としては正しくても不自然な日本語になっちゃうから、将来翻訳者にもなれない。

英訳はもっとひどい。英訳の訓練をすると、最初に元となる日本語が絶対必要な脳みそになってしまう。英語で書く時や話すときに必ず日本語の文章を考え、それを翻訳するクセが付いてしまう。周りの日本人を見ているとこのように考える脳みそになってしまっている人が本当に多い。本人は、最初に日本語で文章を組み立てることが当たり前だと思ってしまっている。

自分の言いたいことを英語で考え、組み立てたほうが良いに決まっている。

英語が書けるかどうか試験したいなら、書く内容から考えさせる設問にすればいい。たとえば”What did you do yesterday?”とかね。

英語を英語として理解し、英語で考え、表現するのに学校での翻訳訓練は有害。

そもそも翻訳って自分も仕事でやっていたことがあるけど、かなりの上級者が行う難易度の高い作業だと思う。英語から日本語にまったくおなじ意味で翻訳するなんてほとんど不可能なんだから。

–つづき–


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